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4分硬化の高速硬化エポキシプリプレグRP-570

2014-10-08

イギリスにあるPRF compositeから興味深い情報が発信されました。


その名も、4分硬化の高速硬化エポキシプリプレグRP-570です。

 

140℃の金型で、4分もあれば硬化がほぼ終わるとのこと。

 

FRPの適用拡大を困難とさせているものの一つが、熱硬化の場合は硬化時間。


それゆえ、熱可塑のプリプレグが注目されていますが、外観を含めると熱可塑にはまだまだ課題が多い。

 

それに対して4分で脱型できるほど硬化を進められるのであればプロセス的には極めて有利なのは間違いありません。

しかも、マトリックスが線膨張の低いエポキシとなればコンポジット業界にとって衝撃の内容となります。

 

 

光重合であってもカチオンベースのエポキシ樹脂は硬化には数分かかる上、
光重合の場合は熱重合よりも物性が低くなるのが一般的。


それを通常の熱硬化で4分(もちろん、厚みや大きさによって硬化時間は変化すると思いますが)というのは興味深いですね。

 


どの程度の物性が出るのか。

 

特にエポキシ最大の弱点である靭性はどのくらいなのか。

 


評価してみたいものです。

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