貨物用航空機の市場成長予測
2014-10-25
FRPコンサルタントの吉田です。
航空機の新たなビジネスに関するニュースが出ていました。
貨物用航空機の市場成長予測という記事です。
これまでは不景気のあおりを受け、航空物流も低調気味だったようですが、2014年に限ってみると1月から7月で4.4%もの航空物流業界の成長が見られるそうです。
これはここ4年で最大の伸び幅のようです。
この伸び幅が続くと2033年には、航空物流の市場規模は2倍になる計算。
以下がボーイングの考えている航空貨物用の機体の数と売り上げの見込みです。
(JECホームページから引用)
さて、この話がFRPと何の関係のある話なのか、というところなのですが、航空物流で使用する機体は基本的には大型機が主。
ボーイングでいうと747や777といった大型機体です。
そしてこれらの機体やエンジンには一部ながらFRPが使われているのです。
ボーイングの予想としては、新規製作機体のうち7割が航空輸送機として納入するとしています。
旅客機もさることながら、このような航空貨物輸送に関する市場動向も無視できませんね。
←「MRJ と Pratt & Whitney PW1200G」前の記事へ 次の記事へ「熱硬化性マトリックスエポキシ樹脂ベースのFRP製ドア」→