わずか40kgのFRP製ボート EzyTopper
大人一人でも持ち上げられる40kgという超軽量のFRP製ボート、EzyTopperがDIABから登場です。
従来はアルミニウムで作られていたボートの船体を、ガラス繊維強化プラスチックを用いたサンドイッチコアの構成で、大幅な軽量化に成功したとのことです。
このFRPによる軽量化メリットは、燃費が良くなる、水切り音が少ない、そして何より軽いので、
馬力の無い車でも持ち運べる、というところが最大の強みだと書かれています。
DIABというこの会社は、船体の製造では有名な会社のようです。
http://www.diabgroup.com/en-GB/Markets/Marine/Core-material-solutions
船に対して、FRPは比較的古くから使用されてきました。
船が浮くためには浮力が必要である、ということからも想像しやすいと思います。
水に浮くものでもっと身近なものではサーフィンなどもFRP製です。
程度問題ではありますが、一般的にFRP製のものは比較的高価であるため、
損傷した場合に修理して使用することが多いです。
この修理用に、FRP補修キットも普通に売られています。
一例を以下に示します。
http://nittoku-shoukou.co.jp/product/469/index.html
上の例で行くと、マトリックス樹脂であるポリエステル樹脂とその硬化剤、コア材であるウレタンフォーム、強化繊維であるガラスクロスなどが入っていますね。
補修するときはハンドレイアップという事になります。
この手の補修を良く行うサーファーは、FRP積層技術が高いとみて間違いないかと思われます。
FRPのアプリケーション先として、水上のものに使用するというのも一つ候補に入れることで、選択肢が広がるかもしれません。