「 機械設計 」連載 第十五回 FRP 線膨張率 /異方性の関係と公差設定の留意点
2020-02-10
( The image above is referred from https://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000927)
連載開始に関するお知らせについてはこちらをご覧ください。
日刊工業新聞社が発行する月刊誌、「 機械設計 」において
「これからの設計に必須のFRP活用の基礎知識」
という題目での連載の第十五回目です。
2020年3月号の連載では
FRP線膨張率/異方性の関係と公差設定の留意点
について書いています。
2020年3月号は以下のURLから概要をご覧いただけます。
https://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000927
今月の連載では 線膨張率 ( 線膨張係数 )について述べています。
一定温度環境で使われるアプリケーションを除き、設計者として必ず考えなくてはいけないのが 線膨張係率 です。
過去にはFRPの成形と線膨張率について以下のような記事を書いたこともあります。
FRPはその異方性ゆえ、方向によって異なる 線膨張率 を示すという極めて特殊な材料です。この異方性が線膨張率としてどの程度表れるかということを実測データを用いて議論しています。
また、 TMA ( ThermoMechanical Analysis )、レーザー干渉法といった代表的な線膨張率測定技術の概要の紹介と、FRPの異方性を考慮した場合、どのようにそれぞれの評価技術を適用すべきかについても解説しています。
さらにこれらの線膨張係数が大きな影響を与える公差設定についても書いています。
温度環境が変化する個所へFRPを適用する設計者に是非一読いただきたい内容です。