「 機械設計 」連載 第十六回 FRPリサイクル の現状と課題、そして必要な取組み
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連載開始に関するお知らせについてはこちらをご覧ください。
日刊工業新聞社が発行する月刊誌、「 機械設計 」において
「これからの設計に必須のFRP活用の基礎知識」
という題目での連載の第十六回目です。
2020年4月号の連載では
FRPリサイクル の現状と課題、そして必要な取組み
について書いています。
2020年4月号は以下のURLから概要をご覧いただけます。
https://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000933
今月の連載では SDGs の流れもあり、FRP業界でも対応の求められるリサイクルについて書いています。
過去のコラムでも以下のような FRPリサイクル に関連するコラムを書いたことがあります。
※ FRP学術業界動向 CFRPリサイクル を目指した分解可能なアセタール架橋サイジング剤
上記の通り、過去にも様々な取り組みがなされていますが、そのほとんどが産業レベルには到達しておらず、埋め立てという方法での処理が取られているのが現状です。
そのような中、EuCIA ( European Composite Industry Association ) が FRPリサイクル に関する指針を発表。数年前から、環境に与える影響アセスメント計算法を公開する等、徐々にその取り組みが始まっています。
そして、大手企業の中にはさらに厳しくなるFRPのリサイクルを含む適正処理への動きを見越し、コンセプトを先行で発表する事例も出始めています。
※ Vestas が2040年までに廃棄物ゼロの風力発電ブレードをリリースすることを発表
今回の連載では、FRPリサイクルについて現状を踏まえた上で、FRPのリサイクルに関するカテゴリーの紹介とリサイクルに関する課題、並びにこの課題解決に向けた研究の事例紹介と、現在取り組むべきことについて提案をしています。
SDGsを含めた環境への取り組みの必要性が叫ばれる昨今、一読いただきたい内容です。