FRP業界での活躍を目指す企業のコンサルティングパートナー

〈2020年10月5日Webinar〉はじめてのFRP -FRP材料関連技術入門と業界最新動向-

2020-08-28

FRP材料や工程に関する技術的基本を中心に、実際の業界での動きについて Webinar (オンラインセミナー)にてお話しすることになりました。

日刊工業新聞社からの打診に応じての開催となっております。

 

オンラインのため、講演時間は3時間としています。

限られた時間と伝達ツールでの講演となりますが、可能な限り有意義な内容にしていきたいと考えています。

申し込みと詳細についてはこちらのページをご確認ください。

 

本テーマ選定の背景

FRPは特定業界に大量に使われるというよりは、様々な業界の意外なところに使われるような陰の立役者のような立ち位置の材料です。しかしながら、業界違えどFRPの材料仕様に関する基本用語、成形体製作における工程には様々な共通点があります。

一つだけ間違いなく言えるのは、一般的な構造材料である金属材料や強化繊維の入っていない樹脂材料とFRPは「異なる部分が多い」ということです。

例えば以下のコラムで述べるような、FRPの仕様を意味する以下のような言葉の意味を第三者にわかりやすく伝えられますでしょうか。

※ はじめてのFRP 材料仕様を示す 目付 、 Vf そして RC

第三者に説明できるというのがポイントになります。人に理解させられるように説明できない限り、本当にその技術用語を理解し、それに基づいた技術的なやり取りはできないからです。

同じように工程についても、積層、加熱加圧、加工、非破壊検査といった一連の工程概要をきちんと理解し、何が要点かを理解できていないと、安定したものづくりは難しいと思います。

 

本セミナーでは上記のような基本中の基本に改めてスポットライトを当てた内容としています。

FRP関連のセミナーに登壇すると

「FRPの基本を学ぶことを目的に来た」

とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

薄くとも、より幅広く概要を理解できるような企画内容にしました。また、オンラインという環境に配慮し、講演時間を3時間に圧縮し、内容を最重要ポイントに絞り込んでいます。

さらに、イメージを膨らませていただくことを目的にここ5年程度で業界であった特記すべき技術や製品についてご紹介し、実際のアプリケーション等について把握いただくことを目指しています。

FRPの基本を学びたい方、学ばせたい方、または普段FRPを使われているもののFRPについて改めて学び直したい方は受講をご検討ください。

 

申し込みと詳細についてはこちらのページをご確認ください。

 

Webinar 概要

Webinar 題名:

〈2020年10月5日 Webinar 〉 はじめてのFRP ?FRP材料関連技術入門と業界最新動向?

申し込みや詳細は以下のURLをご覧ください。

https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/4213

日時:
2020年 10月 5日(月) 14:00?17:00

会場:
オンラインでの開催です

主催:
株式会社 日刊工業新聞社

講演項目:

?はじめに:主なFRPの用途とその適用理由
?公園の遊具、貯水タンクから、化学工場の薬品タンク、建築、インフラ、そして自動車や航空機等の用途概要とFRP適用動機を解説
?1.?FRP材料誕生の狙い
?1-1.FRPの属する「複合材料」とは何か
1-2.マトリックスによる複合材料の分類
1-3. FRPにおける強化繊維とマトリックス樹脂のそれぞれの役割
?2.?FRPの主な強化繊維
?2-1.強化繊維の概要:UD、織物、組紐(Braiding)、NCF、Milled fiber、ガラスマット
2-2.強化繊維の形態の違いによる強み、課題、主用途
2-3.炭素繊維のつくり方とマトリックス樹脂との接着のポイント
?3.?FRPの主なマトリックス樹脂
?3-1.主要マトリックス樹脂一覧:EP、UP、PP、BMI、PA6、PPS、PEEK等
3-2.熱硬化性、熱可塑性とは何か
3-3.熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の特徴
?4.?FRP材料仕様(spec)の基本
?4-1.目付(Area weight/Areal weight)
4-2. Vf(Fiber Volume)
4-3. RC(Resin Content)
4-4.弾性率/ポアソン比/強度
?5.?FRP成形品完成までの一連プロセス
?5-1.FRP製品成形の一連プロセス
5-2.積層/プリフォーム技術概要と比較
5-3.成形技術概要と比較
5-4.加工技術概要と比較
5-5.寸法検査、非破壊検査技術概要と比較
?6.?FRP業界最新動向
?6-1.室温長寿命を有する難燃性熱硬化エポキシプリプレグ(GMS EP-540)
6-2.高い形状追従性を実現する非プリプレグ新規熱可塑性CFRP(SHIMTEQTM NCF-Resinply)
6-3.高速平面積層を想定した成形中の材料変形予想と必要な材料データ(picture frame 試験)
6-4.材料メーカーによる材料特性把握を目的としたCAEの積極活用
6-5.UDとNCFで強化されたFRP併用による堤防補強(Dike Stabilizer)
6-6.CF/PEEKのFRPによる海底油田の輸送パイプや航空機の一次構造材への適用
6-7. ナノカーボンとFRP併用材のスポーツバイク構造材適用による高強度、高減衰の実現
6-8. FRPリサイクルと廃棄処理の現状
6-9. 補修、改修、補強に用いるFRP:薬品タンク改修、下水管(管更生)、トンネル(内壁補強)
?質疑・応答
Copyright(c) 2024 FRP consultant corporation All Rights Reserved.
-->