〈連載〉繊維強化プラスチック短信 第9回 コミングルCFRTPのE-bikeへの適用
2022-06-09
日本工業出版社発行の月刊プラスチックで連載中である「繊維強化強化プラスチック短信」にて、以下のメルマガに関する内容が掲載されました。
コミングルをベースとしたCFRTPをE-bikeのフレームに適用
ブレイディングの技術を応用して製作したコミングルをベースとしたCFRTPを、E-bikeのフレームに使用した事例です。
熱可塑性のマトリックス樹脂を適用したことにより、靭性向上や再溶融による補修や再成形が期待できる、というのが適用動機です。
コミングルのように繊維業界から派生した材料や製品に関しても、構造部材に用いる以上、損傷許容に関する議論が不可欠です。
しかし、損傷許容をはじめとした構造設計は、FRP業界でまだあまり浸透しておらず、
「少しでも内部欠陥や損傷が見つかれば廃棄する」
というのが実情といえます。この状況を脱するのに必要な取り組みにも触れています。
本内容は2022年6月号に掲載されています。
月刊プラスチックスの概要はこちらのサイトで見ることができます。
本連載に関する概要についてはこちらのサイトをご覧ください。
←「波力発電向け構造部材に適用が進むFRP」前の記事へ 次の記事へ「リチウムイオンバッテリーエンクロージャーへのFRP適用」→