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〈連載〉繊維強化プラスチック短信 第35回 海洋生物へのガラス微細繊維蓄積

2024-11-01

日本工業出版社発行の月刊プラスチックで連載中である「繊維強化強化プラスチック短信」で、
カキやムール貝の組織内からガラス微細繊維が検出された評価結果を紹介した記事が掲載されました。

 

 

FRPの強化繊維が海洋生物の組織内に蓄積することが判明

これまであまり注目されてこなかったFRPの生体蓄積についてです。

FRPによる船舶の補修が行われる地域で採取されたカキやムール貝の消化腺から、
最大で3550 mp/kg wwのガラス微細繊維が見つかったとのことです。

mpは微細繊維の数(micro particle)、kgは組織の重量単位、wwは湿式重量(wet weight)です。

しかも、FRPによる船舶補修が行われる冬に増加するという、
明確な傾向が見られており、FRP由来のガラス繊維が、
カキやムール貝の組織内に蓄積されたことを示しています。

編集部の方とは海洋生物への影響はもちろんですが、
最終的にはこれらを口にする人類にも影響を与える可能性について、
意見を交わしています。

 

 

 

本内容は2024年11月号に掲載されています。

月刊プラスチックスの概要はこちらのサイトで見ることができます。

 

本連載に関する概要についてはこちらのサイトをご覧ください。

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