〈2017年1月27日 セミナー 〉 CFRP製品設計に必須な 材料試験 の考え方とその方法
※本セミナーは終了しました。ご参加いただきました方々、ありがとうございました(2017年1月28日 追記)。
来年1月に 材料試験 に関するセミナーをやることになりました。
以下のような方は一度聴講をご検討いただければ幸いです。
– CFRPの製品図面を書いている
– CFRPの成形加工について大分わかってきたが、材料の特性と成形加工との関連を材料特性の観点から知りたい
– 材料試験では曲げ試験を主として注目し、材料試験として行っている
以下、セミナーの内容となります。興味ある方は受講をご検討ください。
尚、本セミナーには講師割引が適用されます。
ご希望の方はこちらのフォームより、題名に「1月27日のセミナー講師割引希望」とお書きの上、送信いただければと思います。
セミナー概要
※セミナーの詳細、お申し込みはこちらからお願いします。
日時・会場・受講料●日時 2017年1月27日(金) 12:30-16:30
●会場 [東京・船堀]タワーホール船堀3階303会議室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料 1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
※各種割引もありますので詳細はこちらをご確認ください。
■講師より
複数の材料構成と強い異方性により設計が難しい材料の一つであるCFRP。CFRP製品設計を行うにあたっては材料そのものを理解し、使いこなすアプローチが重要です。ところが、CFRPの成形加工や解析(CAE)に関する話は多い一方で、製品設計の土台である材料評価について全体的な話が語られることは少ないと感じています。材料評価という土台が固まらないまま製品図面を書くことは将来的な市場問題を含有したまま進むことを意味しており、「ものづくりの根幹である安全」を脅かす事態につながりかねません。本セミナーではCFRPの材料試験に焦点をあて、材料試験の意味合いや目的、実際の試験計画立案や実施、そして有益な材料データを得るためのノウハウなどについて、材料の専門家だけでなく、材料を使用する設計者にも理解しやすいよう、わかりやすく解説を行います。
■受講対象者
・CFRPについての研究者・開発者・技術者で、材料評価、材料測定をしている方
・自社で取り組んでいる材料評価・測定方法の見直し・改善をしたい方
・CFRPの品質保証、信頼性保証業務に従事している方 など
■受講して得られる知見、情報
・CFRP材料試験の計画や推進方法
・CRFP製品に適用できる材料選定方法
・講師実体験に基づく実務上の留意点 など
セミナー内容
1.CFRP製品設計における材料試験
1.1 なぜCFRP製品設計には材料試験が必要か
1.2 CFRPの材料試験にはどのようなものがあるか
1.3 静的試験と動的試験、それぞれの実施目的
2.CFRP材料試験計画立案時のポイント
2.1 材料暫定要件設定がすべての出発点
2.2 材料試験の一般的なステップ
2.3 材料試験推進時の盲点
2.3.1 想定されるばらつきを考慮する
2.3.2 試験片と試験機の品質への配慮
2.3.3 評価する荷重モードの選定方法
2.3.4 記録の残し方
2.3.5 試験片の作製数と扱い方
3.静的試験
3.1 引張試験(T11、T22、T33)
3.1.1 試験片図面例
3.1.2 UDにおけるT22試験片設計の注意点
3.1.3 引張試験時のポイント
3.2 せん断試験(S12、S13)
3.2.1 試験片図面例
3.2.2 誤解の多い「面内」と「面外」
3.2.3 せん断試験時のポイント
3.3 圧縮試験(C11、C22)
3.3.1 試験片図面例
3.3.2 非常に難しい圧縮系試験
3.3.3 圧縮試験時のポイント
3.4 曲げ試験
3.4.1 試験片図面例
3.4.2 曲げ試験に関する誤解
3.4.3 曲げ試験時のポイント
4.動的試験(動的疲労試験)
4.1 応力比、周波数の設定
4.2 荷重制御か変位制御か
4.3 引張、圧縮、せん断荷重モードの動的試験
5.物理特性に主眼を置いた材料試験
5.1 DSC(示差熱走査熱量測定)を応用した材料品質保証方法
5.2 DMA(動的粘弾性測定)を用いた成形工程最適化
5.3 線膨張係数測定結果による成形体温度変形予想
6.材料試験結果へのアプローチ
6.1 試験片の内部破壊をどう捉え、どう考えるか
6.2 材料試験結果のCAEへの応用の課題
7.講師実体験に基づくその他留意点
<質疑応答・名刺交換・個別相談>