日刊工業新聞社 “金属材料とは異なるFRP材料と CAE の関係” の記事掲載
2017-06-13
日刊工業新聞社 の NBLAエキスパートクラブ のHPに 金属材料とは異なるFRP材料と CAE の関係 という名称で記事を掲載いただきました。
http://www.kibanken.jp/nikkanbla/expert/category14/category58/cfrp.html
FRP( CFRP , GFRP 等)に関する企業でのコンサルティングやサポート、講演やセミナーを通じて感じるのがCAEの適用に関する「原点の間違え」です。
CAEはFRP製の製品設計において、実際の材料試験や単体試験に比べれば優先順位が劣るものの、該業務には無くてはならないサポートツールです。そのためFRPの設計業務でもCAEを適宜使えることは製品化に向けた業務の効率化という観点から極めて重要といえます。例えば、いくつかの候補の中から形状の変更や最適化検討に対しては、すべての単体試験を行わずにある程度の初期評価ができるなど、 CAE が力を発揮する場面は多いのではないでしょうか。
CAEの細かい話は専門家の方に譲るとして、FRPという材料を適用した設計開発業務でCAEを使うにあたって重要な点を抜粋して述べたのが上記の記事となります。
既にCAEを用いたFRPの設計業務を進めている方、またはこれからCAEを設計業務に適用しようとされる方にとって何らかの参考になれば幸いです。
←「多糖類 由来の機能性材料研究」前の記事へ 次の記事へ「信越ポリマー が PEEK フィルムの量産体制構築」→