「 機械設計 」連載 第八回 FRP 製品製作プロセス では成形加工ではなく積層に着目する
(The image above is referred from http://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000881 )
連載開始に関するお知らせについてはこちらをご覧ください。
日刊工業新聞社が発行する月刊誌、「 機械設計 」において
「これからの設計に必須のFRP活用の基礎知識」
という題目での連載の第八回目です。
2019年8月号の連載では
FRP 製品製作プロセス では成形加工ではなく積層に着目する
について書いています。
2019年8月号については以下のURLからご覧になれます。
http://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000881
FRPを材料として用いた 製品製作プロセス の一連工程はあまりなじみのない方も居るかもしれません。
繊維産業を背景にもつFRPは、一般的な機械加工以前に、繊維の取り扱いを理解する必要があり、裁断、積層といった繊維産業固有の工程が存在します。
さらに成形時には、使用する基材とよばれる強化繊維がドライ、つまり樹脂が付着していない場合、後含浸で樹脂を入れる必要がある上、金型のパーティングラインからはみ出す材料をトリミング加工するなど、金属では考えられないような手間が生じます。
今回の連載では裁断、積層、成形、型清掃、加工、検査といった各工程のポイントを解説します。
また上記工程のうち、積層工程に着目し、ハンドレイアップ(ハンドレー)、フィラメントワインディング( FW )、テーププレースメント( ATP )、ファイバープレースメント( AFP )、ストランドプレースメントといった積層技術について比較を行っています。
FRPを素材とした製品製作のポイントを押さえたい方は、ご一読いただければ幸いです。