「 機械設計 」連載 第十回 将来にわたる最低限の品質確保に必須のFRP 工程規格
2019-09-11
(The image above is referred from http://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000894)
連載開始に関するお知らせについてはこちらをご覧ください。
日刊工業新聞社が発行する月刊誌、「 機械設計 」において
「これからの設計に必須のFRP活用の基礎知識」
という題目での連載の第十回目です。
2019年10月号の連載では
将来にわたる最低限の品質確保に必須のFRP工程規格
について書いています。
2019年10月号については以下のURLからご覧になれます。
http://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000894
FRP製品図面を構成する最重要書類は当然ながら図面そのものです。
しかし、FRPは公的規格の無い材料である故、その図面は材料規格を参照すべきということは本コラム、セミナー、講演、執筆でも繰り返し述べてきたことです。
そして、図面に紐づくべき書類には材料規格に加え、「工程規格( Process Spec )」があります。
工程規格の大切な役割は当然ながらできる製品の品質を安定化させること。
そしてそれ以上に大切なのは、
「問題が起こった時にその原因究明を迅速化すること」
です。
当社がこれまでサポートしてきた企業のうち、市場問題がその動機にある企業のほとんどにおいてこの書類が無かった故、原因究明にとても苦労しました。データ無き原因究明ほど大変なことは無いのです。
予めリスクを先読みし、必要なデータを平時から常に撮り続けることで、製造プロセスの変曲点を捉える。
そのような役割を果たす工程規格の理解の一助になればと考えています。
ご興味ある方は是非手に取ってご覧ください。